2014年4月30日水曜日

王滝SS100kmに向けたBike改造とメンテナンス

Blog更新ご無沙汰しておりました。ヴァサゴ野郎です。
5/25に開催される王滝、今年は初のSSカテゴリー追加ということもあって
SS界はかなり活気を帯びている気がします。

さて、4/20には46km、4/26に33km、その翌日は30kmという王滝練習を重ねておりますが、おそらくTeam Vassago Japanメンバーの中では、もっとも少ない練習量かもしれません。

そこらへんは、あまり気負いしすぎても自分の生活パターンをこれ以上調整できないので仕方ないかなと思ってます。(もちろん、本心は週に2回は走りたいですけど)


少しずつ煮詰めてきたので、仕様を紹介します。


4月のややロングライドでわかってきたことは、
長い下り坂でのブレーキ握りっぱなしが続く時、より少ない力で強力に効いてくれないとマズイかなと思いました。

ブレーキレバーBL-M987+キャリパーBR-M970(レジン+メタル)
という組み合わせでは、やはり中盤以降の効き具合が弱くかなり強く握らないといけません。

そのため、レバーBL-M988+キャリパーBR-M988(メタルパッド)という最強セットに変更しました。
パッドが減った時でも、走行中に引き代調整ができるのも好都合ですし。

モッタイナイかな?と思ったのですが、やはりポジションが出ないので、
Graphite Design Risen6Xにメスを入れました!
デフォルトの740mm→720mmに。その後、ダンシングがグッと楽になりました。



4/27のツーリングライドでは、プロのインストラクターTさんから目からウロコ3枚級のレクチャーを数々いただいたのですが、その中の一つでレバーを握り込んだ時の位置をかなり手前に来るよう改善しました。(目からウロコなレクチャー内容は別記事でUpする予定です)

これが、改善前。
レバーを握りパッドがローターをギューっとつかんだ瞬間、人差し指とグリップの距離はこれくらいの間隔でした。


そして改善後、
1フィンガーレバーがかなり近い位置です。
最大限の力を使って効率よく握るというのは、かなりゲンコツに近い位置がベストなのだそうです。
これは初耳でした。そして試してみたら予想外に具合がいいのです。
もちろん、握ったレバーの先端が中指には干渉しない位置となっております。
これで、王滝のような長い下りで握力が弱くなってもブレーキパワーを最大限に活かせます。


ここでとあるプロショップオーナー様に教わったメンテナンスのツボを紹介。

パッドを外すとセラミックピストンが見えますが、その周りは擦れたパッドの削りカスが見えます。


このカスは、セラミックピストンに大量に付着したまま使用し続けると、ピストンを摩耗しやすくするらしい(最悪オイル漏れを引き起こす原因にもなるらしい)ので、ロングライドをした後は小まめに点検したほうがいいかもです。
中性洗剤を数滴溶かした水を、使い古した歯ブラシに付けてゴチョゴチョ掃除しまして

水で流した後、綿棒で付着した水分を拭き取ると早く乾燥できました。

ハイ! きれいなピストンになりました。
洗浄する際は、少しレバーをニギニギしてピストンを押し出しておくのが良いでしょう。

パッドも中性洗剤付けた歯ブラシで洗浄して、天日干ししました。


Garmin 510Jはステムに固定することにしました。
Graphiteのハンドルバーは、ハンドルクランプ部分の太さが均一ではないので、
Garminがズレることが多々ありました。よってステム部分に変更です。



ギア比(F:30 × R:23)1.30という軽めですが、これでも長い登り坂がシンドイ身体になってきました。しかしこれ以上軽くすると長い平地でもかなり苦労するかと思い、現時点ではこのギア比でいく予定です。

その替わり、登り時のトラクション向上を目指して、リアセンターを伸ばすことにしました。結果的にはトラクション逃げを防ぎ効率よく登ることに貢献するであろうと期待してます。

(変更前)
(変更後)

チェーンを1リンク追加しました。
これで1cm以上後方になりました。調整幅が長いParagon Machine Works製のスライディングエンドならではの設定に感謝です。

サドルもやや前位置に
シートレールのMaxラインを越えているので恒例の”ジコセキニン”ですね。

5mmほど前方にずらして、登坂ポジションに有利な位置に。
ほんの少しだけ前下がりにして、脚が自然に下に落ちるようになりました。
お腹周りの窮屈さも改善され、腰を立てたポジションを長くキープすることがネライ。


 購入後2シーズン目に突入したDT SWISSの240sハブも初メンテ
工具不要でここまでバラせるのにはビックリしました。


購入時に18→36に倍増したスターラチェットでしたが、グリスも無くなりかけてましたね。

ラチェット部分には、BB専門ショップのスペシャル配合のグリス(写真右)を。
シールドベアリングのシール部分にはChris KingのLubeをヌリヌリしました。
う〜ん、滑らか回転復活!!!

最後にチェーンです。
久しぶりに「伸びチェック」しましたが、まだ交換時期には達してないようです。


脱脂・乾燥後は、こちらのオイルを注油

Alternative Bicycleが扱うGreen Oilです。植物由来の成分からできているので生態系に害が無いというのが売りですが、
コレ、正直いって香りがイイ! 大好きなアロマオイルと同じ香りでした。
しかも、そんなにニオイが強く残らない。
つまり、Bikeを室内保管する場合でも、いかにも化学系なニオイが無いんです。
ウチは玄関に保管することが多いのですが、これなら私以外の家族にも攻撃性が少ないですね。かなりイイかも。
また、糸を引くようなネバリもなく比較的サラリとしていて馴染みは素早いようでした。

ハンディなケースなので、このまま王滝の本コースで追加注油するのに最適です。あとは、実際の使用感や耐久性については継続観察してレポートします!

さて、次に走れるのはいつか?
王滝までにあと何回坂を登れるのでしょう。。。
(もっと、もっと沢山走りたい病が治りませんね)