2014年3月17日月曜日

VerHauenの初トレイルライド

昨日、我がNew愛機ことVerhauenで初トレイルを堪能してきました。


完成した時点で実測9.42kgだったのですが、
Graphite Design RISEN6xというカーボンバーをインストールし、
また、ワケあってTIME ATAC Carbonのペダルに変更しておりました。
ほんのちょっと重量増かな?

TOPEAKのサドルバッグには、換チューブ、ポンプ、携帯ミニツールを入れているのにも関わらず、Bikeを持っても”軽い”と感じたのは、一緒に来ていたライド仲間からも異口同音のインプレでした。


この日、午前中に飯能周辺のトレイル活動が再始動するという喜ばしき活動に参画しておりました。




活動そのものについては、Alternative Bicycle店主のBlogをぜひともご一読あれ。
MTBerのための走れるトレイル整備作業ではなく、あくまでも山道をハイカーが歩くため。危険な箇所を少なくし、安全に楽しく歩くことができる道を作ることのお手伝い。
モーターバイクや四輪駆動車が入ってきて深く掘り過ぎてしまった轍を埋めたり、水切りを作って、水はけの良いトレイルをつくるのが今日の主な作業でした。

午前中の楽しい作業が終わり、地元の山小屋風レストランでしっかりと昼食を取った後は、ご褒美のトレイルライドに。



走った仲間達のBike。
Linskey、Black Sheep、Cielo、Vassagoという顔ぶれは実に異端!

これら4台全てが、29erSSであり、カーボンorチタンのリジッドフォークで、グリップはERGONという共通項!

しばらくしてわかったことだけど、コグまで共通!
EndlessbikeのKick Ass Cogの面々でした。
こりゃ、ちょっとヘンタイだな。


さて、肝心要のVassago VerHauenの1stインプレッションです。

比較対象車であるRitchey P-29erと同じく有効トップ長が615mmという比較的胴長なフレームですが、乗車した体勢では、ヘッド位置が自分の目の真下あたりに来るので、決して長過ぎない。
いや、Ritcheyよりもほんの少し近いとさえ感じるほどで、下りの安定感にもつながったように思えました。
自分の中では長距離安定性・巡航性のRitcheyと、下りもそこそこ楽しめるヤンチャ系なアクションも可能なSalsaの「中間よりややRitchey側に振ったポジショニング」だと思ってます。(こんな比較インプレは自分にしかワカランけどね)

ユルい登り坂では、SSならではの低回転ケイデンスを強いられるわけですが、フレームのバネの戻って来るリズムがペダリングと非常にいいタイミングでマッチします。
ROTORのQ-Ringとの効果でクランクの下死点がさらに20度くらい後方に伸びた感覚になっていたのですが、さらにフレームのもつ特性として、踏み込んだバネが元に戻ろうとした時の推進力が発生している時間が長いような印象でした。

一言で言うと、推進力が強くて進むBike。
ダンシング時にペダリングの力が途切れにくいということも言えますね。

いい変えると、低回転ケイデンスでもスピードの落ちが少ないので、SS向きとも!

”Wet Cat”と名付けられたリア三角の仕事は、トラクションコントロールと、振動吸収性能。
ここも優秀な特質がすぐに現れたように思えました。
66mmというRitcheyよりも6mm低いBB位置は、シッティングでも重心を低く設定でき、登坂中は容易にハンドルが上がりません。
ハンドルを押さえ込むことがラクにできるので、無意識的に後輪への適正な荷重配分ができ、スルスルと登っていってしまうのです。
肩下が470mmのNiner CarbonフォークとKingのInset 1で組んだおかげでヘッド位置を低く固定できたのも功を奏しているのでしょう。賢いサスが入れば、さらに登坂性能は上がることも可能でしょうね!

かなりガレた路面で振動吸収性能もチェック。
ヒザが笑うほどの衝撃は見事にカットされ、王滝のような長距離レースでもストレスがかなり低減されますね。


もう一つサポートをいただいたハンドルバー:Graphite Design RISEN6x
こいつのストレスフリーは定評通りでした。


まずは、感覚的なインプレになりますが、ご容赦を。
富士見パノラマのDHで例えると、
午後ランチとって、連続で3本Aコース走った後なのに、腕の疲労度だけは、午前中の2本目くらいの軽度な運動しかしていないぐらいの疲労度合い。

結果的に、相当にガレたところでハイスピードで下る場面でも、
段差に弾かれてコントロールミスするような不安感が減少するので、リラックスした握力で握るわけです。そのことがさらに腕や肩の余分な力を脱力させ、本来あるべき上体全体を使ったカラダのサスペンション機構が、うまく機能できるといったロジックになったのです。振動で脳みそが揺れる感覚が襲ってこないのです。
奥歯を食いしばる必要も少なくなりました。

なんか、今まで使っていなくて後悔。もっと早く出会っていたかった棒ですね。
まさしく愛棒!

ただし、9度という少し大きめのバックスイープはかなり手元にハンドルバーを近づけてしまうわけでして。。。
この点は、計算ミスでした。90mmのステムではかなり手元に寄って来てしまいました。
登りでハンドルバーを引けないばかりか、下りにおいても目線よりも後方にグリップ位置が来てしまいました。9度バックはステム長をきちんと割り出さないとダメですね。
週末のレースでは110mmステム付けてみます。

カーボンフォークだけでは成し遂げられなかったソフィスティケイトされた振動吸収性!
優秀なカーボンバーのおかげで、フルリジッドの可能性を大幅に上げてくれた気がします。
(と、いいつつも絶対にクロモリフォークも試すのがヴァサゴ野郎だぜ!)


1stライドのインプレをまとめると、
バネ力の恩恵でとにかく速くてストレスは少ない。
レーシーなポジショニングがドンピシャとも言えるが、アクションの大きい仕事もこなすストライクゾーンの大きいクロモリフレームだということでした。



うううう、今度の週末はVerHauenで初レースです。
緊張してきたから、もう寝ますね!

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